「音楽・オーディオ」カテゴリーアーカイブ

このカテゴリでは、音楽(主に邦楽)やオーディオ機器について扱います。

CD・DVD・BDのIFPI SID Codeについて

今回は、CD/DVD/BDの“IFPI”番号について調べてみました。

●IFPIとは…

IFPI(International Federation of Phonogram and Videogram Producers)とは、国際的なレコード業界の業界団体である。
CDなどの裏面に「IFPI L232」などの事業者番号が割り当てられており、その番号でプレスメーカーが判別できるようになっています。
(この場合はJVCケンウッド・クリエイティブメディアになる)

今回はIFPI番号とメーカーの関係を調べてみました。

メモリーテック

国内最大手のCDプレスメーカーで、ポニーキャニオンやエイベックスが筆頭株主となっている。
かつての東芝EMIやサンヨーマービックを買収している。

【ディスクの特徴】

“MT”(Memory-Techの頭文字)の刻印があるので簡単に判別することができる。(一部例外あり)

IFPI番号 プレス工場 備考
LT46 メモリーテック 安室奈美恵「Finally」#1-3
LT47
LT48 松任谷由実「日本の恋と、ユーミンと。」#1
L153 メモリーテック 御殿場工場(旧東芝EMI)
L154
L155
L156
L157
L158 ZARD「Request Best」#1,2
L261 メモリーテック つくば工場 松任谷由実「日本の恋と、ユーミンと。」#2,3
L262
L263 安室奈美恵「Finally」BD
L269
L270

ソニーDADCジャパン

メモリーテックに次いで2番目のプレスメーカーである。ソニー・ミュージックエンタテインメントの100%子会社である。

【ディスクの特徴】

+を○で囲んだような記号があり、その記号の太くなっているものの数がIFPI番号の下1桁を表している。以下の写真の場合は5つ太くなっているので“5”を表している。(IFPI L275
※現行のCDは記号が無くなっているので、IFPI番号で判別する必要がある

IFPI番号 プレス工場 備考
L271 ソニーDADCジャパン(DVD) ORANGE RANGE「ALL The SINGLES」DVD
L272 ソニーDADCジャパン(CD)
L273
L274
L275 ORANGE RANGE「ALL The SINGLES」#1
Every Little Thing「Every Best Single 2」#1-6
L276 ORANGE RANGE「ALL The SINGLES」#2
L277 家庭教師ヒットマンREBORN「テーマソングス2」
L278 NEWS「希望」
L279 ソニーDADCジャパン(BD) ELT「Every Best Single 2」BD#2
L280 ELT「Every Best Single 2」BD#1

JVCケンウッド・クリエイティブメディア

国内3番手のプレスメーカーである。JVCケンウッドのグループ会社である。

【ディスクの特徴】

IFPI番号が他社のものよりも大きく刻印されているので、分かりやすい。

IFPI番号 プレス工場 備考
L232 JVCケンウッド・クリエイティブメディア 横須賀工場
2016/8 大和から移転
L233 Mr.Children「MUSIC CLIPS 1992-2017」
L234
L235
L236 Kiroro「キロロのいちばんイイ歌あつめました」
L244 Mr.Children「1992-1995」
L245 Mr.Children「1996-2000」
鬼塚ちひろ「GOOD MY TRAIN」(SHM-CD)

●その他

IFPI番号 プレス工場 備考
LZ49 有限会社ミルキーエンターテインメント 沖縄工場 MONGOL800「800BEST」※

※MADE IN OKINAWAの記載あり

ここまでが現行のプレスメーカーになります。
以下は撤退してしまったプレスメーカーです

オプトロム

2015年9月 経営破綻により撤退
かつてはビーイング系のCDを多く扱っていた。

【ディスクの特徴】

他社のものとは違い裏面から見ると文字が鏡文字になる。表面から見ると正常なので逆に刻印されている。
また、ロット番号が“OP”(OPtromの頭文字)から始まっている。

IFPI番号 プレス工場 備考
L302 オプトロム 本社工場
L303 complete of WANDS
L304 小松未歩ベスト#1,2
L305 ZARD「Request Best」DVD

音質的にはビクター>ソニー>メモリーテックのように思いますが、大きな違いはありません。むしろマスタリングの質が重要になります。

今回は以下のサイトを参考にしました

海外のIFPI対応表は

今回は以上です。

CDより高音質な音楽を簡単に入手する方法

今回は、ダウンロード以外で入手できる高音質音源(ハイレゾ含む)を紹介します。

ハイレゾとは…

CDの音質を超える音声のことです。(CDは44.1kHz/16bit)
具体的にはサンプリング周波数が48kHzでかつ24bit以上の音声を指します。

サンプリング/ビット数 16bit未満 16bit 16bit以上
44.1kHz未満 × × ×
44.1kHz~48kHz × ×
48kHz以上 ×

フォーマットは非圧縮のwav、可逆圧縮のFLAC・ALAC・AIFF、DSDが対象になっています。(MP3などの非可逆圧縮は対象外)

また、24kHz以上を再生することができるアンプやヘッドホン、スピーカーが必要になります。

では、入手方法を紹介します

1.ブルーレイ

一番手軽なのはブルーレイのPV付きのCDを購入することです。

以下はハイレゾ音声が収録されたブルーレイの例です。
Tabitabi + Every Best Single 2 〜MORE COMPLETE〜(6CD+2BD)
Finally(Blu-ray Disc付)

以下の表はEvery Best Single 2の側面に記載されている表です

Disc1 APPROX 113min Disc2 APPROX 125min
2層 MPEG-4 AVC COLOR
1920×1080
59.94i
レンタル禁止
複製不可
Linear PCM 2.0ch

この中で一番重要なのは、“Linear PCM”の部分です。リニアPCM、すなわちwav音声であることを表しています。

このブルーレイはbitやサンプリング周波数が表記されていませんが、24bit/48kHzでハイレゾ音源でした。

2.DVD

こちらもブルーレイよりは劣っているものの16bit/48kHz(最大)でCDよりは高音質になります。

以下はPCM音声が収録されたDVDの例です。
ALL the SINGLES(初回生産限定盤)(DVD付)

そして、以下の表はこのアルバムの裏面に記載されている表です

APPROX.
132min.
片面・2層
MPEG-2
COLOR レンタル禁止
複製不能
10・07・14 NTSC
日本市場向
16:9
LB
リニアPCM
STEREO

この中で一番重要なのは、“リニアPCM”の部分です。ブルーレイと同じくwav音声であることを表していますが、16bit/48kHzでDVDでは24bit以上の音声が扱えないため16bitとなっています。

ただし、DTSやDolbyの表記がある場合は圧縮されているのでCD以下の音質になります。購入する際は裏面をよく確認してください。(DVD/ブルーレイともに共通ですがブルーレイは少ない

3.音声の扱い方

上記の1.または2.の表を見ると分かりますが、複製不能の文字があるとおり吸い出すことはできません。
※著作権保護が掛かっているBlu-rayやDVDの保護を解除すると法律で罰せられます。絶対にお止めください。

では、合法な方法は…

  • ブルーレイプレーヤーやDVDプレーヤーで再生する
  • テレビやプレーヤーの出力端子にICレコーダーを接続して録音する
  • PCのプレーヤーで再生して音声キャプチャソフトで録音する

PCM音声で録音した場合は最小限の劣化で済みますが、PC音声をキャプチャするとノイズが入ることがあります。

キャプチャせずにブルーレイプレーヤーやDVDプレーヤーにアンプなどを接続して再生するようにしましょう。

今回は以上です。

[スピーカー] CREATIVE D100の改造

今回は、CREATIVEのBlueToothスピーカー「D100」を改造しました。

※分解や改造をするとメーカー保障を受けることができなくなります。そのため、真似した場合に故障が発生しても当ブログ管理人は責任を負いません。

関連記事には以下から移動できます

まずは、スピーカーネットを取り外します。

外し方は、隙間にマイナスドライバーを入れ、てこの原理で外していきます。中心付近がホットボンドで固定されているので、若干力を強く入れないと外れないことがあります。

スピーカーネットを外すとこんな感じです。

次に、スピーカーユニットを外します。プラスドライバーでネジを回してネジを外します。

スピーカーユニットを外すとこのようになります。

外したスピーカーユニットはこのようなものです。
[仕様]

  • 製造国:不明
  • メーカー:CAMBRIDGE SOUND WORKS(ケンブリッジサウンドワークス)
  • サイズ:8cm
  • レンジ:フルレンジ
  • インピーダンス:4Ω
  • 最大出力:不明
  • 備考:マグネットが小さいため、高音特性がいまいち

前面

背面

側面

新たなスピーカーは雑誌「ONTOMO MOOK Stereo編 これならできる特選スピーカーユニット フォステクス編」の付録、Fostex OMF800Pです。(雑誌の定価は税込みで 4,968円)

[仕様]

    • 製造国:中華人民共和国(中国)
    • メーカー:Fostex(フォステクス=フォスター電機)
    • サイズ:8cm
    • レンジ:フルレンジ
    • インピーダンス:8Ω
    • 最大出力:5W
    • 周波数帯域:0Hz~32kHz(実質20kHzまで・13kHz付近にピークあり)

ユニット本体と付属品(ガスケットと固定用ネジ)

前面:コーンはアルミ製で、フェーズプラグはアルミ削り出しとなっている。

背面

側面

交換は、分解の逆手順で行います。交換が終わると以下の写真のようになります。(半田付けが必要です)

~オマケ~
内部を分解してみました。

まず、8ヶ所あるネジを柄が長いドライバー(+2)で回して外します。

本体の背面はこんな感じになっています。(端子は3.5mmステレオイヤホンジャックとACアダプター用ジャック)

電池は底面のボックスを開け、単3乾電池またはニッケル水素充電池を4本入れます。(ACアダプターも付属)

ネジを外し、引っ張ると基板が出てきます。

コンデンサは全て台湾のTEAPO社製のものが使用されています。

基板裏面はこのようになっています。

最後に、スピーカー交換前後の音質比較を載せておきます。
音源には「MusMus」様の“Stable yet”を使用しています。
録音にはTASCAM DR-05を使用しています。

交換前

交換後

今回は以上です。

スピーカーの分解

今回は、ノーブランドの中国製スピーカーを分解してみました。

※分解は怪我をする可能性が高いので十分に注意してください。また、分解したものを元に戻すことはできないので要らないスピーカーを分解してください。

仕様

  • 製造国:中華人民共和国(中国)
  • メーカー:不明
  • サイズ:8cm
  • レンジ:フルレンジ
  • インピーダンス:4Ω
  • 最大出力:10W

以下は、分解前の外観です
表面:エッジはウレタン製の模様。

端子部

背面

側面

では、分解します。
まず、エッジをマイナスドライバーで剥がしていきます。

剥がすとこんな感じになります。

次に、中心のキャップを外します。

エッジの隙間にマイナスドライバーを突っ込んで持ち上げるとコーンを外すことができます。エナメル線が巻かれている筒状のものは「ボイスコイル」といいます。

マグネットの上にある橙色のものは「ダンパー」です。

コーンの裏側です。

コーンを完全に外すとこのようになります。残りはダンパーです。ダンパーも隙間にマイナスドライバーを入れて外します。

ダンパーを外すとマグネットが見えます。分解は以上です。

スピーカーはこのようにして作られています。
造りは単純ですが、価格は数百円から数十万円と上には上があります。

今回は以上です。

関連記事には以下から移動できます

MP3・AAC・Opusの音質を比較してみた

今回は、非可逆圧縮音源である「MP3・AAC・Opus」の音質を比較検証してみました。

【検証方法】
CD音源を以下の方法で各形式に変換し、それを.wav形式に再変換して「WaveSpectra」に取り込みカットオフ周波数を調べている。

※MP3は正規のエンコーダーを使用したため、異なるソフトウェアでエンコードしています。また、全てCBR(固定ビットレート)でエンコードしています。

最初に、CD音源の波形を掲載します。
CD音源はPCM 16bit/44.1kHz(サンプリング周波数)なので、カットオフ周波数はサンプリング周波数の2分の1である22.05kHzとなっている。なお、48kHzサンプリングなら24kHzカットとなる。

この画像を参考に以下の圧縮音源と比較してみてください。

MP3

MP3は、1990年代に音声の容量を圧縮するためにできた形式で、正式名称は「MPEG-1 Audio Layer-3」という。対応機器の多さゆえに一番普及している形式でもある。音質はAACやOpusと比べると悪いが、大体の人は192Kbps以上あれば納得のいく音質になると思われる。

64Kbps=10.0kHzカット

96Kbps=12.9kHzカット

128Kbps=15.5kHzカット

160Kbps=16.0kHzカット

192Kbps=20.3kHzカット

256Kbps・320Kbps=21.0kHzカット

MP3(VEGAS Pro13)
ビットレート カットオフ周波数
64Kbps 10.0kHz
96Kbps 12.9kHz
128Kbps 15.5kHz
160Kbps 16.0kHz
192Kbps 20.3kHz
256Kbps以上 21.0kHz

AAC

AACは、1997年にISO規格にて規格化された音声圧縮方式である。正式名称は「Advanced Audio Coding」といい、AppleがiPodで急速に普及させた形式でもある。MP3よりも圧縮効率が良く、同じビットレートではより高音質になるとされている。

64Kbps=13.1kHzカット

96Kbps=14.2kHzカット

128Kbps=15.4kHzカット

160Kbps=16.1kHzカット

192Kbps以上=17.0kHzカット

AAC-LC(Fraunhofer FDK AAC)
ビットレート カットオフ周波数
64Kbps 13.1kHz
96Kbps 14.2kHz
128Kbps 15.4kHz
160Kbps 16.1kHz
192Kbps以上 17.0kHz

※Apple AACはもう少し高い周波数が出ることを確認しています。

Opus

Opusは、2012年9月11日に登場した最後発の音声圧縮コーデックである。元々はVoIP通話向きに作られたコーデックのため、低遅延なのが特徴となっている。また、MP3やAACよりも全体的に高音質である。

YouTubeでも採用されており、対応動画は高音質で視聴することができる。詳しくは下記の記事へ

16Kbps=7.4kHzカット

32Kbps=20.0kHzカット

64Kbps=20.0kHzカット

96Kbps=20.0kHzカット

128Kbps以上=20.0kHzカット

参考:448Kbps=20.0kHzカット

Opus(libopus)
ビットレート カットオフ周波数
16Kbps 7.4kHz
32Kbps 20.0kHz
64Kbps 20.0kHz
96Kbps 20.0kHz
128Kbps以上 20.0kHz
(参考)448Kbps 20.0kHz

ビットレート別にカットオフ周波数をまとめるとこのようになります。

ビットレート カットオフ周波数(左の方が高い)
64Kbps Opus>>AAC-LC>MP3
96Kbps Opus>>AAC-LC>MP3
128Kbps Opus>>AAC-LC=MP3
160Kbps Opus>>AAC-LC=MP3
192Kbps以上 MP3>Opus>AAC-LC

64Kbpsや96Kbpsの低ビットレートでは、Opus→AAC-LC→MP3となっていますが、128Kbpsや160Kbpsは、Opus→AAC-LCとMP3がほぼ同じとなっており、192Kbps以上の高ビットレートではMP3→Opus→AAC-LCとなっています。

これは、AACは低ビットレートを得意としており、MP3は高ビットレートを得意としているために起こっています。Opusは最も圧縮効率に優れているものの、20kHzカットとなっており192Kbps以上ではMP3に逆転されています。

よって、なるべく高音質で聞きたいならMP3、容量を抑えつつ高音質にしたいならAAC、対応機器がある場合はOpusを選択すると良いです。

今回は以上になります。

ニコニコ動画とAbemaTVの音質(2017年7月現在)

※この記事は旧「動画サイトの音質」の記事を分割したものです

YouTubeの音質と画質についてはこちら

まず、ニコニコ動画とAbemaTVでは音声コーデックに”H.264 AAC-LC”が使用されています。
ビットレートやカットオフ周波数はそれぞれのサイトで異なるので今回はこれらを調べてみました。

【検証方法】
[ニコニコ動画]:自分でアップロードした動画を.MP4形式でダウンロードし、「XMedia Recode」にて.wav形式に変換。そのファイルを「WaveSpectra」に取り込み検証。

[AbemaTV]:AbemaTVアプリをインストールしたiPhone5cをPCのライン入力に接続し、「WaveSpectra」にて録音して検証。

ニコニコ動画(niconico)

ニコニコ動画の場合は、音声ビットレートを192Kbps以上でエンコードした動画をアップロードした場合は192Kbpsに、それ以下は128Kbps以下であっても128Kbpsにエンコードされます。

画質 ビットレート カットオフ
画質に関わらず、アップロード時の音質によって変化する
(192Kbps以下なら128Kbpsに、それ以上は192Kbpsに)
128Kbps 15.5kHz
192Kbps 20kHz

128Kbps

192Kbps

AbemaTV

AbemaTVは、最低画質から高画質では、17.3kHz程度となっており、最高画質では18kHzまで出るようです。

画質 ビットレート カットオフ
最低画質~高画質 128Kbps? 17.3kHz
最高画質 192Kbps 18kHz

最低画質

低画質

中画質

高画質

最高画質

[検証結果について]
ニコニコ動画は元動画のエンコードするときのソフトによっても変わります。
128Kbps時は15.5kHz、192Kbps時は20kHzまで出ることが確認できました。192Kbpsかそれ以上でエンコードすることを強く推奨します。

AbemaTVは地上デジタル放送※(2012年以降にマスターを更新した局)とほぼ同等の音質でかなり高音質となっています。
※サイバーエージェントとともに出資しているテレビ朝日も192Kbps/18kHzカットである。

今回は以上です。

[音圧戦争]CD発売時期による音圧の違い

今回は、CDの発売時期による音圧の違いを検証しました。

検証には前回の“[音圧戦争]PVとCD音源の音圧比較”と同様、「Sound Forge Pro 11.0」を使用しています。

まずは、「クリッピング」とは何かを簡単に説明します。

上記の画像をクリックして拡大すると解ると思いますが、ところどころ波形の頂点が欠けています。
このような状態になってしまうと、音声に「バリッ」といったノイズが入ります。これを“クリッピング”といいます。

それでは、今回は4曲・8種類のCDで比較してみました。

1.EXILE「I Wish For You」

CD1:アルバム“願いの塔”
CD2:アルバム“EXILE BEST HITS SOUL SIDE”

CD1:願いの塔(2011.3.09発売)
(波形)

(クリッピング検出)

CD2:EXILE BEST HITS SOUL SIDE(2012.12.05発売)
(波形)

(クリッピング検出)

このCDは発売時期による音圧の違いは無いようだ。

2.いきものがかり「じょいふる」

CD1:アルバム“いきものばかり~メンバーズBESTセレクション~”
CD2:アルバム“超いきものばかり~てんねん記念メンバーズBESTセレクション~”

CD1:いきものばかり~メンバーズBESTセレクション~(2010.11.03発売)
(波形)

(クリッピング検出)

CD2:超いきものばかり~てんねん記念メンバーズBESTセレクション~(2016.3.15発売)
(波形)

(クリッピング検出)

「いきものばかり~メンバーズBESTセレクション~」の方はクリッピングが見られるが、「超いきものばかり~てんねん記念メンバーズBESTセレクション~」ではクリッピングが無くなっている。ピークが若干抑えられているようだ

3.Superfly「愛をこめて花束を」

CD1:アルバム“Superfly Best”
CD2:アルバム“10th Anniversary Greatest Hits”

CD1:Superfly Best(2013.9.25発売)
(波形)

(クリッピング検出)

CD2:10th Anniversary Greatest Hits(2017.4.05発売)
(波形)

(クリッピング検出)

どちらもクリッピングはしていないものの、発売時期の新しいCDの方が音圧が大きいようです。ダイナミックレンジはどちらも微妙ですが…

4.ORANGE RANGE「ロコローション」

CD1:アルバム“musiQ”
CD2:アルバム“ALL the SINGLES”

CD1:musiQ(2004.12.01発売)
(波形)

(クリッピング検出)

CD2:ALL the SINGLES(2010.7.14発売)
(波形)

(クリッピング検出)

「MusiQ」の方は2004年発売ということもあり、やはり音圧至上なのが解ります。反面、「ALL the SINGLES」はクリッピングは若干あるものの全体的に音圧が抑え目になっています。

こうして見ると、音質重視のアーティストととにかく目立たせようとしている音圧重視のアーティストがいるのが分かります。

今回は以上になります。

[音圧戦争]PVとCD音源の音圧比較

過去に“[音圧戦争]最近のCDの波形 Part.1”という記事を掲載しましたが、今回はPVとCDの波形を比較してみようと思います。

検証には「Sound Forge Pro 11.0」を使用しています。
音源にはCD音源とtvk「音楽缶」のPV音源を使用しています。

音量は調整してあるものが含まれているので参考程度にしてください。今回は“音圧”が対象です。

1.AKB48「ギンガムチェック」アルバム“0と1の間”より

PV音源

CD音源

PV・CD音源比較

CDはかなりギチギチに音が入っているのに対し、PVはかなり余裕があるのが分かる。なお、ギリギリでクリッピングはしていない。

2.家入レオ「純情」アルバム“5th Anniversary Best”より

PV音源

CD音源

PV・CD音源比較

こちらはPVもCDもあまり変わらないように見える。

3.Mr.Children「常套句」アルバム“[(an imitation) blood orange]”より

PV音源

CD音源

PV・CD音源比較

PV版もCD版もダイナミックレンジに余裕があり、かなり音が良い。

4.Every Little Thing「ON AND ON」アルバム“Every Best Single 2~MORE COMPLETE~”より

PV音源(アルバムに付属のブルーレイディスクのPV音源となります)

CD音源

明らかに音圧がギチギチなので、クリッピング検出を掛けてみた(オレンジになっている部分がクリッピングしている)

PV・CD音源比較

PV音源はダイナミックレンジが確保されているのに、CD音源はクリッピングを起こしている。

5.Perfume「未来のミュージアム」アルバム“LEVEL3”より

PV音源

CD音源

明らかに音圧がギチギチなので、クリッピング検出を掛けてみた(オレンジになっている部分がクリッピングしている)

PV・CD音源比較
PV版はそこそこ聞ける音質ですが、CD版は後半の音割れが気になります。

このようにある程度のダイナミックレンジが確保されているCDと、ダイナミックレンジを無視しているCDがあるようです。
また、CD版は音割れ(クリッピング)を起こしていてもPV版は音割れを起こしていないものもかなりあります。

そのため、CDよりもPV音源の方が音が良いものもあったりします。

この検証では、マスタリングの段階ではクリッピングを起こしていなくてもCDにする段階でクリッピングが発生しているものがあることが分かりました。

今回は以上です。

[電子工作]TPA2001D1 デジタルアンプの自作

今回は、秋月電子通商の「1Wx2 ステレオ・デジタル・オーディオ・アンプ・キット」(K-02168)を使用した自作アンプを紹介します。

まずはアンプに使用したパーツとアルミケース、スピーカーを紹介します。(スピーカーは既製品)

商品名をクリックすると販売サイトに移動します。(アフィリエイトなし)パーツ・キットは秋月電子または千石電商に、スピーカーはAmazonにリンクしています。また、現在入手できないものは代替品を掲載しています。

●アンプ:1Wx2 ステレオ・デジタル・オーディオ・アンプ・キット」(K-02168)@2,000円

●コンデンサ:
【1】ニチコン FGシリーズ ※キットには標準のコンデンサが付属。
470μF/25V×2 @60円×2、1μF/50V×2 @10円×2、1000μF/16V×1 @50円)
【2】ニチコン MUSE-ESシリーズ
1μF/50V×4 ※無極性・キット付属品を流用 @15円×4)

●ケース:タカチ電気工業 YM-150 @810円

●ボリュームとボリュームつまみ:
【1】Aカーブ/10kΩ/2連 @285円
【2】ボリュームつまみは好みのものを選択する @300円前後

●スイッチ:日本開閉器工業 トグルスイッチ/M-2013/1回路2接点 @368円

●接続端子:
【1】RCA端子 MR-599()()@それぞれ53円
【2】φ3.5mmイヤホン端子 マル信無線電機 MJ-073H @74円
【3】スピーカー接続端子 PT-S04F-11 @200円

●スピーカー:ヤマハ NS-BP200 @約8,000円

●LEDと抵抗:(筆者はストックを使用)
【1】Vf:3.2V程度のLED 新品を購入する場合は1個10~50円
【2】抵抗 タクマン 1/4W-330Ω @60円または定電流ダイオード @53円
電流は5mA程度流せれば十分です。計算はこちら

●銅線:協和ハーモネット UL耐熱ビニル絶縁電線(AWG20)7色7本入り @520円

●スピーカーケーブルとオーディオケーブル:
【1】スピーカーケーブル (スピーカーに付属)新品を購入する場合は @300円前後
【2】オーディオケーブル(RCAかイヤホンケーブルのうちテレビが対応しているものを選ぶ)新品を購入する場合は100円ショップで @108円

●ネジとスペーサー:
【1】M3規格のネジ 長さ15mm程度のもの(ホームセンターで購入)@200円前後
【2】ジュラコンスペーサー 廣杉計器 AS-305B @320円

●その他:USBケーブル(廃品)、半田こて、半田、直径3mmと5mm程度の穴を開けることのできるドリルなど(全て手持ち品を使用)

合計:約13,900円(その他アイテムは含まず・税込)

電源はテレビの外付けHDD用のUSB端子から取っています。
外部電源を用意する場合は5V出力のUSB端子付きACアダプターを用意してください。(ダイソーのものでOK)

基板の半田付けは説明書にしたがって組み立ててください。
配線方法は以下を参考にしてください(基板の写真は秋月電子通商のものを使用しています)

完成するとこのような感じになります。
前面

背面

底面:ネジ穴は3mmドリルで開けた。

上から見るとこのような感じ

前面の裏側:配線は上記の配線図を参考にしてください。

背面の裏側:配線は上記の配線図を参考にしてください。

基板はネジとスペーサーを使用して固定。

基板表面:このように組み立ててください。(コンデンサは変更しているものがあります)

基板裏面:スルーホール基板なので間違えないように注意してください。取り外すのが大変です。

スピーカー端子との接続は写真のようにして行ってください。
差込口の上にある部分を押すと挿入することができます。

テレビにUSBケーブルとイヤホンケーブルを接続します。

最後にスピーカーケーブルを接続します。赤と黒のプラスチック部分を回してゆるませ、下の穴にケーブルを挿入します。

スピーカーネットを取り付ければ完成です。

音質はこのような感じです。
音源には「MusMus」様の“Stable yet”を使用しています。
録音にはTASCAM DR-05を使用しています。

今回は以上です。

地上・BSデジタル放送の音質(2018年4月現在)

今回は、地上デジタルとBSデジタル放送の音質についてです。

  • 2016/10/31 情報を追加しました。
  • 2016/11/07 テレビ東京・BS-JAPANのマスター更新を反映しました。
  • 2017/2/07 NHK総合のマスター更新を反映しました。
  • 2017/7/07 TwellVのマスター更新を反映しました。
  • 2017/9/03 日本テレビのマスター更新を反映しました。
  • 2017/10/02 TBSのマスター更新を反映しました。
  • 2018/2/07 BSのスロット削減を反映しました。
  • 2018/4/17 BS-JAPANのスロット削減を反映しました。

その前に、マスターのメーカーについてです。
日本の放送局で使用されているマスターは主に3社(NEC/東芝/パナソニック)ありますが、殆どはNECと東芝です。
NECはAPS、東芝とパナソニックではAPCと呼ばれています。

今回の音質についてではNECと東芝のマスターを使用した関東の放送局について触れます。

ワンセグや一部のCS放送を除いて、音声はAAC-LC(MPEG2)に圧縮して放送されています。サンプリング周波数はすべての局で48000Hzです。また、映像もMPEG2で圧縮されています。

一覧の見方

音声ビットレート/カットオフ周波数=ハイカット(備考)の順で表記しています
NECマスターの局は青字で、東芝マスターの局は赤字で表記しています

BS局の()内の値はスロット数です。FHDはフルHD(1920×1080)放送実施局を表しています。通常は1440×1080ドットになります。

72Kbps/14kHzカット(モノラル) 旧NEC

現在は該当なし(過去にはNHK総合とNHKEテレが該当していた)
2016.7.11 NHKG(モノラル72Kbps)

144Kbps/15kHzカット(モノラル 72Kbps) 新旧NEC

[地上波]

  • NHK総合
  • NHKEテレ

[BS]

  • 釣りビジョン(16)
  • ディズニーチャンネル ※SD(6)

192Kbps/15kHzカット 旧型NEC

[地上波]

  • 千葉テレビ
  • 群馬テレビ
  • とちぎテレビ
  • テレビ埼玉(経由機器によって音質劣化あり)

テレビ埼玉はマスター以外の設備に音質劣化の原因があるようです。
BSジャパン カットオフ周波数

192Kbps/18kHzカット 新型NEC/新型東芝

[地上波]

  • テレビ朝日
  • TBS
  • テレビ神奈川

[BS]

  • BS朝日(16)
  • BS-TBS(16)
  • TwellV(15)
  • BSスカパー(16)
  • グリーンチャンネル(16)
  • FOXスポーツ&エンターテイメント(16)
  • D-Life(16)
  • WOWOW(24×3・FHD)
  • 日本映画専門チャンネル(16)
  • アニマックス(16)

2016.7.11 BSスカパー カットオフ周波数

192Kbps/20kHzカット 旧型東芝

[地上波]

  • フジテレビ
  • 放送大学(ステレオ)

 

256Kbps/20kHzカット 旧型東芝/NEC

[地上波]

  • 放送大学(モノラル・128Kbps)

[BS]

  • BSフジ(16)

2016.7.11 Twellv カットオフ周波数

256Kbps/20.25kHzカット 新型NEC/新型東芝

[地上波]

  • NHK総合(圧縮Bモード)
  • NHKEテレ(圧縮Bモード)
  • 日本テレビ ※解説放送実施時は192Kbps/18kHzカット×2
  • TBS ※音楽番組時
  • テレビ東京 ※副音声実施時は256Kbps+192Kbps/18kHzカット
  • TOKYO MX

[BS]

  • NHKBS1(20)
  • BSプレミアム(18・FHD)
  • BS日テレ(16)
  • BS-JAPAN(16)※副音声実施時は256Kbps+192Kbps/18kHzカット
  • BS11(18・FHD)
  • スターチャンネル(15+13×2)
  • J SPORTS(16×4)

Lupin TT(2015) BS-NTV[20.25kHz]
なお、BS日テレは2段ハイカットとなっており、以下のように瞬間的に21.5kHzまで出ることがあります。
Lupin TT(2015) BS-NTV[21.5kHz]

384Kbps/15KHzカット(5.1chサラウンド) 旧型東芝

[地上波]

  • フジテレビ

マスター更新履歴(時系列順)

  • 2008.12 フジテレビ・BSフジ・CSフジが3波対応型統合マスターに更新(東芝製)
  • フジテレビの更新前はアナログマスターにエンコーダー後付けで対応
  • 2016.11.07 テレビ東京・BS-JAPANが2波対応型統合マスターに更新(NEC製)
  • 更新前はNEC/192Kbps/15kHzカット
  • 2017.1頃 NHK総合・Eテレが更新(NEC製)
  • 更新前はNEC(エンコーダーは東芝)/256Kbps/20kHzカット/モノラルは72Kbpsの14kHzカット
  • 2017.7.1 TwellVが更新(東芝製)
  • 更新前は東芝/192Kbps/20kHzカット
  • 2017.9.3 日本テレビが更新(NEC製)
  • 更新前はNEC/192Kbps/15kHzカット/モノラルのみ24kHz
  • 2017.10.02 TBSが更新(東芝製)
  • 更新前はNEC/192Kbps/15kHzカット

BSの帯域再編スケジュール

スケジュール一覧はこちら

4K・8K放送についてはこちら

【帯域削減】

  • NHK-BS1:2018年1月14日(23→20)
  • NHK-BSプレミアム:2018年1月14日(21.5→18)
  • BS朝日:2018年1月22日(24→16)
  • BS-TBS:2018年1月22日(24→16)
  • BS日テレ:2018年1月29日(24→16)
  • BSフジ:2018年1月29日(24→16)
  • BS-JAPAN:2018年4月16日(24→16)

帯域削減が行われた局は24スロットから16スロットになり、フルHDがハーフHDに変更されています。(音声は変化なし)

【トランスポンダ移動】

  • BS-JAPAN:2018年4月16日(BS-3→BS-1)
  • NHK-BSプレミアム:2018年5月8日(BS-15→BS-3)
  • ディズニーチャンネル:2018年5月22日(BS-7→BS-3)
  • BSアニマックス:2018年5月22日(BS-7→BS-13)
  • スターチャンネル2:2018年5月28日(BS-7→BS-15)
  • スターチャンネル3:2018年5月27日~5月28日(BS-7→BS-15)

今回は以上です。